ドライアイとローフード(raw food)
昨日の講演会で。松本 玲先生(左)と私(右)@神戸 Kobe city
写真は大塚製薬主催の講演会でのひとコマ。
レイ眼科クリニックの院長 松本玲先生も私の講演会に来てくださいました。
とても熱心に聞いて下さったため、話をする私もついつい熱弁になってしまいました(笑)
さて、前回のつづきです。
ローフードは体に良い食物(そして環境にも良いのです。この話はまた今度)なのですが、特に眼科医の私としては
「ローフード的に目に良い食物はないのかしら?
特にドライアイに効果的な食物があると良いんだけど、、、。」
と思いつつ、
そして生の野菜と果物を毎日食べつつ、文献や本を探していたところ、ありました。
ドライアイに効く食べ物。
それは
オメガ3
です。
オメガ3とオメガ6は一対で覚えた方が良いので、説明しますね。
脂肪酸の中でも人間が作ることができないが、必要な脂肪酸のことを
必須脂肪酸と言います。その中でも重要なのがオメガ3とオメガ6です。
オメガ3は抗炎症作用
オメガ6は炎症作用
オメガ3とオメガ6のどちらも必要です。
理想はオメガ3:オメガ6=1:1~4
現実はオメガ3:オメガ6=1:5~20
現実はオメガ6が5倍以上多いと言われています。
現代人はオメガ3の不足とオメガ6の過剰摂取が問題となってるんです。
ローフードでは脂質の摂取の方法と食材を重要視しています。
私はローフード生活を始めてから花粉症、扁桃腺炎、ドライアイも治ってしまいました。オメガ3とオメガ6のバランスが良くなったことも、症状が改善した一つの理由でしょう。ちなみに青菜にもオメガ3は含まれています。
ローフードでは青菜をたくさん食べますので、やっぱり体に良いんです。
さて。
オメガ3を含むローフードの食材をご紹介します。ローフードなので動物性食品である魚は含みません。
オメガ3を豊富に含む食材
・チアシード(チアシードオイルもあります。)
・フラックスシード
・ヘンプシード
以下に実物の写真を掲載しますね。
生のチアシード
フラックスシード(ミルで挽いたもの)
ヘンプシード
食べ方
・ミルで挽いて、粉末状にしてサラダにふりかける
・スムージーにいれて飲む
・ヘンプシード大さじ1、水1カップをバイタミックス(ハイパワーのミキサー)で
よく混ぜて、ヘンプシードミルクにして飲む(非常にヘルシー!)
等々です。
※フラックスシードのオイルもあります。こちらの方が手に入りやすいです。
オイルはたまーに使います。
理由は加工すればするほど、栄養素が減り、自然な状態から離れていくからです。
できる限り、自然に近い形で体に取り入れる方が体に負担が少ないと考えているからです。特に脂質は消化するのにとても負担が大きいので、より自然の形で体内に
取り入れたいと思っています。(^^)
食べる量
推奨されているのはフラックスシードなら大さじ1~2杯を毎日摂取
ただし、必要量は個人差がありますから体調を自分で観察しながら量を増やしたり
減らしたりするのが良いと考えています。
私はほぼ毎日(と、言うことは食べない時もある、ということです。)チアシードか
フラックシードかヘンプシードを食べています。
買えるお店
・自然食品のお店
・ネットショップ(私はネットで購入します)
(写真)フラックスシードで作ったクラッカーとアーモンドミルク
黒いフラックスシードを使ってクラッカーを作りました。
おせんべいみたいにパリパリしていて食感が楽しめます♪
ミルクは動物性のミルクは体に負担になりますので、アーモンドで
アーモンドミルクを作りました♪
今日は長くなったので、まとめます。
今日のまとめ)
ドライアイにはオメガ3が多く含まれる食物を食べると効果がある
今日はこのへんでおしまい♪